【開梱の儀】SHANLING M3X
デジタルオーディオプレーヤー、いわゆるDAPを新調しました。
ONKYO DP-S1AからSHANLING M3Xに乗り換えです。
購入のきっかけ
ONKYO DP-S1Aから買い換える理由は大きくわけて2つありました。
- バッテリーライフが短くなってきた
- Bluetoothイヤホンの接続が毎回面倒
1.は、もう仕方がないですね。4年使ってきているので、経年劣化は仕方がないところです。バッテリー交換も視野に入れましたが、この際だから新しくしてしまいたいな欲求がムクムクと。
2.はより重要なのですが、SHURE AONIC 215 (SHURE TW1)を使い始めてから、接続するためのルーチンが面倒になってました。理想を言えば、TW1の電源を入れて、DAPの電源を入れたら(逆でもいいけど)、自動認識してくれるのが理想なのですが、そうは行かずに、
- DP-S1Aの電源を入れる
→Bluetoothをオンにする
→TW1の右側の電源をオンにする
→DP-S1Aで接続ボタンを押す
→TW1の右側がつながる
→TW1の左側の電源を入れる
→無事つながる(失敗もあり)
というルーチンで、いちいちDP-S1Aの接続設定を押さないと接続しないところがイラッとするところでした。
まぁそんなわけで、Android搭載のDSPを探し始めました (Mac使いですが iTunesで楽曲を管理しているわけではないのでiPodは圏外)。
最初は、SONYのAndroidウォークマン、NW-ZX507とNW-A105で検討し始めたのですが、「ストリーミング機能」「360 Reallity Audio機能」いらない!その分お安く!という考えに至ったので、別のDAPを物色しました。
そんな流れで価格.comで条件検索をかけていたところ、とある検索結果で売れ筋上位2位に入っていた「SHANLING M3X」が目に留まりました。中華DAPかー、でも機能性能に比べてお安くない?ということで詳細を調べた結果、そんなに悪くなかったのと、発売から日が浅かったので新しもの好きとしては手を出したくなる心境でポチーと行きました。
スペックについて
スペックは簡単にまとめるとこんな感じです。(メーカーサイトより)
- 重量:168g
- サイズ:109mm × 72mm × 15.9mm
- スクリーンサイズ:シャープ製 4.2インチ 768×1280pix
- OS:Android 7.1
- メモリー:2GB RAM + 32GB ROM + MicroSD card ( up to 2TB)
- DAC:ESS ES9219 × 2
- 端子:3.5mm アンバランス、4,4mm バランス、USB-C、MicroSD
- バッテリー容量:3200mAh
- バッテリーライフ:23H (3.5mm, single DAC)、20H (3.5mm Dual DAC)、
19H (4.4mm, Balanced)、46H (Bluetooth) - 主な対応フォーマット:MQA, DSF, ISO, FLAC, WAV, AIFF, MP3, WMA, ALAC
(詳細はメーカサイト参照) - Bluetooth Transmitter:LDAC、LHDC、aptX HD、aptX、SBC
- その他機能:USB DAC機能搭載
3.5mmアンバランスと、4.4mm バランスが乗っているのが良いです。本当は2.5mm バランスのほうが良かったのですが、そこは妥協しました。
Android 7.1 とうことで、若干古いOSなのが気になりましたが、DAPとして使うには十分問題ないでしょう。
ROMは32GBですが、2TBまでのMicroSDが使えるのでこれも問題なし。
DualDACというのが興味をそそられました。
バッテリーライフもBluetoothで46H、Balancedで19Hということで、十分です。
USB DACは使うかわかりませんが、まぁオマケということで。
開梱
それでは開梱していきます。
外箱です。
内箱を引き出したところです。
内容物です。
本体とUSB-Cケーブル、説明書、保護フィルムがついています。保護フィルムは最初から貼ってあるようで、予備扱いでしょうか。
本体です。
すでにホコリまみれなのは気にしないで・・・
本体左側面です
進む・戻る・一時停止/プレイボタンが付いています。
本体右側面です
電源兼ボリュームダイヤルと電源ステータスランプが付いています。
ダイヤルボタンを長押しすると、電源オンオフが出来ます。
本体上面です。3.5mmと4.4mmのジャックが付いています。
本体下面です。microSDスロットと、USB充填/DACポートが付いています。
このmicroSDスロットの蓋ですが、結構ガバガバで開きやすいです。もう少ししっかりはめ込まれてくれればよかったのですが・・・。
本体裏面です。
電源を入れていきます。
「Life is short, Play more.」良いですね。
あとはAndroidの起動・設定画面に移っていきます。ここからの設定は通常のAndroid端末と同じ流れです。
デフォルトのホーム画面です。このままでは使えないので、後でザクザクカスタムしていきます。
クイック設定画面です。
プレイヤーに特化したアイコンがあります。
初期状態のシステム情報です。
ファームウェアアップデートチェックをしたらすぐに新しいバージョンが見つかったので、早速WiFi経由でアップデートしました。
ファームウェアアップデート中です。v1.4とやらにアップデートされるようです。
ビルド番号が1.4になったので、無事アップデートされたようです。
初回設定
初期状態だといろいろ都合が悪いので、初回設定をしていきます。;
- APKPureから、Android Play Storeをインストールする。
- 設定>アプリ から、次のアプリを削除する。
・APKPure (独自アプリストア。PlayStoreがあれば不要)
・CoolAok (中華アプリストア。不要)
・Via (軽量ブラウザ。ブラウジングしないので不要) - 同じく設定>アプリから、次のアプリを無効化する。
・Google ピンイン入力 - Googleアカウントでログインして、好きな音楽プレイヤーアプリをインストールする(もちろん標準のShanling Playerでもよいですが)。今回は、Neutron Music Playerを入れました。
- Neutron アプリの設定をする。
失敗しても、端末の最初期化をすれば完全初期状態に戻せるので、がしがし弄りました。
しばらく使ってみて
しばらく使ってみた感想です。
- 初回起動して一通り動作チェック後に、ファームウェアアップデートチェックをして、アップデートを実行。WiFIが繋がっていればオンラインアップデートが出来るのが便利。OSアップデートはする予定はないのかな?
- 日本語ローカライズはされているものの、独自アプリストアと中華アプリストアしかなかったのはちょっと面食らった。幸い、独自アプリストアからGoogle PlayStoreがインストールできたので良かったが、そうでなければ即売り飛ばしてたかも。
- Shanling Playerは、ハイレゾ音楽を抽出、再生できるのが良い。それ以外に特筆するところは見当たらない。Neutron Playerを入れてアプリの設定をしたら、かなり好みの音に近づけられた。
- Google PlayStoreをインストールして中華アプリストアをアンインストールしたらスッキリした。
- Androidのおかげか、TW1とのペアリングはスムーズになった(電源を入れる順番はあるけど)。これは期待した動作で良かった。
- USB DACはMacからでも問題なく動作する。
- MicroSDの蓋が開きやすい。もう少しカッチリ閉まってほしかった。
- 4.4mmのバランスケーブルを入手して評価してみたい。
またしばらく使ってみて、何かあったら記事にします。
<<おわり>>